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2011年12月28日

借入金の功罪

今日は、朴念仁です。

金融庁が12月27日、
中小企業金融円滑化法を1年間、再延長すると発表しました。

東日本大震災や円高で資金繰りに苦しむ中小企業対策としての再延長です。

中小企業金融円滑化法は、
景気低迷で業績が悪化した中小企業対策として2009年12月に施行され、
現在まで225万件が融資の条件変更を受けています。

金融庁の後押しもあり、
各金融機関は融資条件の変更を認めざるを得ない環境にありました。


融資条件の変更により、企業は毎月の借入金返済の負担が軽くなっているはずです。
しかし、借入金総額が減った訳ではなく、
むしろこの機に乗じて借入金を増加させた企業もある
はずです。


ここで、問題は二つあります。

1)条件変更後の借入金返済は利益の中から賄われているのか?
2)経営改善が進んでいるのか?


1)は、必要利益>借入金元金返済額+納税額−減価償却費となっているか?
2)は、経営計画どおりに企業の体質の改善と、経営戦略の見直しが実行されているか?

が問われている訳です。


長年に亘る赤字経営や資金繰り悪化により
・財務体質が虚弱になっている
・債務超過に陥っている
企業にとって、
中小企業金融円滑化法による借入金返済条件の変更や、借入金の増加は、
最後の切り札を使った訳です。


自社の延命措置のみに中小企業金融円滑化法を利用しているのであれば、
あるいは、この機会に自社の再生ができないと、行きつく先はいよいよ・・・・。


金融機関としても、1)や2)を見極めてくるでしょう。
今回の再延長を最後に、再々延長が望める可能性は少ないと思います。

正月休みに、落ち着いて自社の経営戦略と経営改善状況を見つめ直し
2012年は本気で取り組まないと、後悔することになるかも知れません。

後悔しないためにやるべきことは、
「自社の必要利益を満たす経営に舵を切る」
これ以外に無いと思うのです。

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で社長さんの会社の儲けの理由を明らかにしましょう。
posted by 朴念仁 at 08:14| Comment(0) | 中小企業経営全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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