中小企業が成長している時は、経営危機に陥る可能性が高いと思います。
特に、急速に成長している時は注意が必要でしょう。
また、緩やかに、着実に成長し続けたくても
必ず、一気に成長しなければならない時期を迎えることになります。
さらに、急激な成長の後に業績が悪化すると
より深刻な事態を招くことになるでしょう。
だからといって、成長経営を否定することはできません。
そもそも、戦略とは成長戦略を意味する訳ですから・・・。
成長により拡大するものは
1)売上高
2)資産と負債
3)組織
の三つではないでしょうか。
それでは、以上のどこに経営危機が潜んでいるのでしょうか?
売上高の拡大の裏に潜む危機
⇒資金繰りが悪化する
⇒固定費が増加する
資産と負債の拡大の裏に潜む危機
⇒財務体質の変化に対応できず借入金依存体質になる
⇒財務管理・資金管理が難しくなる
組織の拡大の裏に潜む危機
⇒社長の守備範囲が拡大してもワンマン経営から脱皮できない
⇒人材の育成や教育が遅れ組織を管理できなくなる(暴走も)
その他にも
常に不採算部門や不採算商品の整理や見直しが必要になって行く
潜在顧客を見込み客に昇華するための方法や情報管理が必要になって行く
不断の経営革新が求められるようになる
成長するとは、ことほど左様に大変なことなのです。
ところで、大企業と違い中小企業の場合
売上高が前期の2倍になるということが、往々にして起こり得ます。
こんな時は、裏腹に経営危機が一挙にやってくるかもしれません。
そうならないためにも、管理会計の導入は必要不可欠となります。
ただ、経理から上がってくる数字の結果に目を通すだけでは
決して自社の状態を把握できないし、経営戦略の組み立ても難しいでしょう。
成長し、健全経営を維持するためには、毎期の経常利益に惑わされることなく
万一危機が訪れても命取りならないよう、
内部留保に重点を置いた経営を行っていくしかないと思うのです。
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で社長さんの会社の儲けの理由を明らかにしましょう。