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2012年01月30日

成長が経営危機になる中小企業

今日は、朴念仁です。

中小企業が成長している時は、経営危機に陥る可能性が高いと思います。
特に、急速に成長している時は注意が必要でしょう。


また、緩やかに、着実に成長し続けたくても
必ず、一気に成長しなければならない時期を迎えることになります。

さらに、急激な成長の後に業績が悪化すると
より深刻な事態を招くことになるでしょう。


だからといって、成長経営を否定することはできません。
そもそも、戦略とは成長戦略を意味する訳ですから・・・。


成長により拡大するものは
1)売上高
2)資産と負債
3)組織
の三つではないでしょうか。



それでは、以上のどこに経営危機が潜んでいるのでしょうか?

売上高の拡大の裏に潜む危機
⇒資金繰りが悪化する
⇒固定費が増加する

資産と負債の拡大の裏に潜む危機
⇒財務体質の変化に対応できず借入金依存体質になる
⇒財務管理・資金管理が難しくなる

組織の拡大の裏に潜む危機
⇒社長の守備範囲が拡大してもワンマン経営から脱皮できない
⇒人材の育成や教育が遅れ組織を管理できなくなる(暴走も)


その他にも
常に不採算部門や不採算商品の整理や見直しが必要になって行く
潜在顧客を見込み客に昇華するための方法や情報管理が必要になって行く
不断の経営革新が求められるようになる


成長するとは、ことほど左様に大変なことなのです。


ところで、大企業と違い中小企業の場合
売上高が前期の2倍になるということが、往々にして起こり得ます。

こんな時は、裏腹に経営危機が一挙にやってくるかもしれません。


そうならないためにも、管理会計の導入は必要不可欠となります。

ただ、経理から上がってくる数字の結果に目を通すだけでは
決して自社の状態を把握できないし、経営戦略の組み立ても難しいでしょう。


成長し、健全経営を維持するためには、毎期の経常利益に惑わされることなく
万一危機が訪れても命取りならないよう、
内部留保に重点を置いた経営を行っていくしかないと思うのです。


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posted by 朴念仁 at 11:46| Comment(0) | 中小企業経営全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月14日

倒産件数が減少の謎

今日は、朴念仁です。

帝国データバンクによると、
企業倒産が、2年連続で前年を下回ったと言うことです。

1)政府の被災地向け支援策
2)東北地方の復興需要の効果
により倒産件数が減少したと分析しています。

ただし、円高の影響を受けた倒産は、46.6%増の85件で
集計を始めた08年以降、過去最高となっています。


さて、倒産件数減少の理由は、もう一つあるのではないでしょうか?

「中小企業金融円滑化法」
これこそが、倒産減少の最大の原因ではないかと推測します。


企業が倒産するのは、お金が回らなくなるからですね。
つまり、「中小企業金融円滑化法」により中小企業のお金が回るようになったのです。

ただし、お金が回るようになったと言うのは、正確な表現ではないかも知れません。

融資条件の変更により毎月の返済額が大幅に減少し、あるいは、追加融資により、
「手元資金に余裕が生じた」と言うのが現実的な評価でしょう。


現在までに225万件を超える企業が、融資条件の変更を受けている訳ですが
この中には、資金繰りに行き詰まり、
倒産寸前であった企業が、相当数含まれていると思われます。


「中小企業金融円滑化法」により、本来倒産していたかもしれない企業が
まさに命拾いして生き延びたことにより、倒産件数が減少している。

こう考えることも、できるのではないのでしょうか。


折角の政府の手厚い中小企業保護政策で延命した企業は、
経営改善・経営革新に取り組む絶好の機会を得たのです。

この機会を逸すると、以前にもまして資金繰りが苦しくなり
もっとお金が回らなくなる状況に陥ってしまいます。


延命措置のモルヒネ効果が薄れたころ、
その反動で倒産が急増しなければ良いのですが。


そうならないためにも、
今こそ戦略の大転換と、経営構造の抜本的立て直しが急務でしょう。

そのためには、いち早く管理会計を導入して
1)自社の状態を冷静に分析・把握し
2)目指すべき損益構造と財務状態を設定し
それらを達成するための経営戦略の見直し・立案を急ぐべきです。


そして、日々「仮説と検証」を繰り返し、
経営改善・革新に取り組んで欲しいと思います。


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posted by 朴念仁 at 11:53| Comment(0) | 中小企業経営全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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