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2011年01月27日

どんな融資で資金繰りに対応−信用保証協会経由の融資編

今日は、朴念仁です。

前回は、銀行のプロパー融資における審査基準などの話でした。

まだ、未読の方、あるいは融資審査については、前回の記事
どんな融資で資金繰りに対応−銀行のプロパー融資編」よりご覧ください。


本日は、信用保証協会経由の融資についてです。

信用保証協会が保証人になって、
社長さんが保証料を払う事で、銀行から融資が受けられるようになります。


そして、社長さんの会社が返済不能に陥った場合、
保証協会が、社長さんの代りに、銀行に融資残高を返済してくれます。



プロパー融資の場合は、
万一の場合、銀行が100%負担しなければならない訳ですから、
銀行からしてみれば、はるかにリスクが少ない訳ですね。

ただし、一般保証の場合保証協会が80%、銀行が20%ですから、
銀行もノーリスクと言う訳ではありません。

それでも、プロパー融資に比べてはるかに安全です、銀行にとってはね。


だから、社長さんが融資の申し込みに行って、
プロパー融資の基準を満たしていても、保証協会経由の融資を勧めたりする訳です。


融資基準は、プロパーに比べ緩いと思いますが、プロパーに準ずる審査があります。

赤字経営でも、時には債務超過でも、融資がOKになることもあります。

この場合は、
経営改善貸付
セーフティーネット保証
今なら、緊急保証

の時だけかもしれませんが。

なお、当然ですが資金繰り表や経営計画、または、経営改善計画を求められますよ。


また、保証料は、社長さんの会社の財務内容を判断して決定されます。
概ね0.4くらいから2.0くらいの範囲ではないかと思います。

もちろん、無担保保証と有担保保証では保証料が代ってきます。


さて、金利ですが、
これは、各銀行が自由に決めることができるんですね。

だから、銀行さんの申し出通りの金利に素直に納得せず、交渉が必要です。
また、これも、複数行同時に申し込んだ方が良いでしょう。


保証協会融資も色々あります。

主なものは
1)一般(普通)保証
2)特別小口保証
3)マル経融資
4)緊急保証


などですが、それぞれに貸し出し条件・限度額が違いますので、
以下簡単に説明したいと思います。


1)の一般(普通)保証とは

無担保  貸付上限金額 8000万円
      保証期間   運転資金5年、設備資金7年

有担保  貸付上限金額 2億円
      保証期間   運転資金7年、設備資金20年


2)の特別小口保証とは

従業員の数が20 人(商業・サービス業については5 人)以下の事業所が対象です。

この保証、特別に銀行の20%保証分がありません。100%保証協会!
つまり、銀行は喜んで(?)融資に応じてくれるはずです。

融資は無担保保証だけで、限度額は1250万円、保証期間は7年となっています。


3)のマル経融資とは

小規模企業者が、
商工会や商工会議所の経営指導員による推薦を受けた場合に、受けることが出来ます。
つまり、経営改善貸付ですね。

融資は無担保保証だけで、限度額は1250万円、保証期間は7年となっています。
特別小口保証と同じで、銀行の20%保証分がありません。


4)緊急保証とは

先ずは、2011年、つまり今年の3月で終了予定です。

リーマンショックなどの金融危機や、原材料価格の高騰で、
経営に苦しむ中小企業救済の制度ですね。

限度額は、無担保8000万円、有担保2億円です。
ただし、保証協会の100%保証ですから、銀行はリスクがありません。
普通保証の枠外ですよ。

金利は1.6%、保証料は0.8%。

延長されなければ、後2カ月です。
相当緩い条件で貸出しますので、どうしてもの方は急いだ方が良いでしょう。


ついでに、日本政策金融公庫の融資まで行っちゃいましょう。
(次回の予定でしたが)

日本政策金融公庫は、政府系金融なので、民間銀行よりはるかに借りやすいですね。

この中で、中小企業が利用する制度は、
1)新創業融資制度
2)新規開業資金(新企業育成貸付)
3)普通貸付
4)マル経融資(経営改善貸付)

以上の4つですが、それぞれ要点のみ簡単に説明します。


1)新創業融資制度とは

新たに事業を始める個人事業主や法人に対して、
無担保・無保証で融資する制度です。

条件は
@ 事業を開始して2期を終えていないこと
A 雇用を創出した、又は同じ業種の企業に3年以上勤務していた
 (以前は6年以上勤務だったと思います)
B 1/3以上を自己資金で用意すること

これで、最大1000万円まで融資出来ることになっています。

必要書類は
@借入申込書
A創業計画書
B企業概要書

創業計画書は、会計知識も必要となり結構大変ですよ。
その割に、上限1000万円迄はなかなか、と言う感じですね。


2)新規開業資金(新企業育成貸付)とは

新創業融資制度により融資を受けた後、
追加的に、3期ないし5期くらいまでの間に利用できる制度です。

融資限度額は、設備投資が7200万円、運転資金が4800万円。

必要書類は
@借入申込書
A企業概要書

担保や保証人が必要となる場合があります。


3)普通貸付とは

新創業融資制度、新規開業資金と利用し、その後に利用できる制度。

融資限度額は、設備投資が7200万円、運転資金が4800万円。

ですが、1)、2)と利用していないと難しいようです。


4)マル経融資(経営改善貸付)

小規模企業者が、商工会や商工会議所の
経営指導員による推薦を受けた場合に利用できる制度。

商工会議所の経営指導を6ヶ月以上受ける必要があります。

信用保証協会のマル経融資が1250万円に対し
融資限度額は1000万円となっています。

以上駆け足で、日本政策金融公庫の融資の説明でした。


すでに、ご利用になっている社長さんは、積極的に利用された方が良いと思います。
何といっても借りやすいし、借り換えも容易にできますから。


前回より
(1)銀行のプロパー融資
(2)信用保証協会経由の融資
(3)日本政策金融公庫の融資
について、説明してきました。

資金繰り表や、経営計画書、または、経営改善計画書
を求められるケースも多々あります。


しかし、これらを、融資申し込みの時だけ準備するのではなく、
経営計画は毎期、資金繰り表は毎月作成するよう頑張ってください。

そして、常に自社の経営戦略を見直していきましょう!

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で社長さんの会社の儲けの理由を明らかにしましょう。


posted by 朴念仁 at 06:59| Comment(3) | 資金繰り・銀行融資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログ参考にさせて頂いてます。

お聞きしたいのですが、
千葉県保証協会のダッシュ5,000やスパート3,000は借り易いと聞いたのですが、
何か情報がありましたらお聞かせ下さい。
Posted by ケン at 2011年02月26日 19:17
ケンさんへ
ダッシュ5000、スパート3000は金融機関との提携保証制度で
千葉県以外でも各県独自に設定しています。
審査が最短3日と言うのが売りです。

銀行の特別推薦枠的なもので、銀行が推薦する企業については、
保証協会も特別枠にて融資する制度です。

必要な資金を「無担保」「長期」で保証してくれますが、
当然ですが、各金融機関の格付システムと、保証協会の保証審査機能により、
一定の基準をクリアした企業について、新たに保証枠を提供する制度です。

何れにしても銀行の推薦が必要なので
お取引されている銀行に、先ずご相談されるのがよろしいかと思います。

あまりお役にたてるご回答ではないかもしれませんが、
どんな融資申し込みでも臆することなくチャレンジしてください。

貴社の一層のご発展を祈念しております。
Posted by 朴念仁 at 2011年02月27日 09:00
早々にありがとうございます。

そうですか。推薦する企業ということなので
当社は無理そうです
なかなか融資を受けられず苦しいですが
頑張ってみます。

政府系金融機関、考えたことなかったので
参考にさせて頂きます。

これからもブログ楽しみにしています
感謝です
Posted by ケン at 2011年02月27日 13:38
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