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2011年03月29日

変動費と固定費の変化を損益分岐点グラフで確認

今日は、朴念仁です。


予算を作成する場合、損益計算書の数値をあれこれ変更するよりも
変動損益計算書に書き換えてシミュレーションするのが良いでしょう。



朴念仁の場合は、前期損益計算書を前期要約変動損益計算書に書き換えます。

次に前期要約変動損益計算書の変動費・固定費・売上高を変化させて
どのように利益が変化するのかを確認します。


この作業は、利益が必要利益を満たすまで繰り返します。


必要利益を満たすことが出来た時、
当期要約変動損益計算書として確定させます。


ここから当期損益計算書本予算を作成することになりますが、
当期要約変動損益計算書で確定した変動費・固定費・売上高になるように
各科目の数値を決定して行きます。


利益を増加させる予算を作成する場合は
@固定費を削減する
A変動費を削減する
B売上高を増やす
となりますが、@〜Bを組み合わせることになります。


例えば
・固定費を削減し同時に変動費も削減する。
・固定費を削減し売上高を増やす。

もちろんこんな場合もあります。
固定費は増加するが、売上高が増えることで利益が増える。


いずれにしろ、変動費・固定費・売上高を縦横無尽に操作できるのが
変動損益計算書が優れている要素の一つ
であると思います。


さて、実際に変動損益計算書を操作して、シミュレーションして見ましょう。


1)基本
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これから
前期変動損益計算書の
変動費・固定費・売上高を操作し
2)以降で
当期変動損益計算書と
損益分岐点グラフを作成して見ます





bep1.jpg



2)変動費はそのままで固定費を500万円削減した場合
hendou2.jpg


損益分岐点グラフでは
総費用線の傾きはそのままで
固定費線が下に移動します








bep2.jpg



3)固定費はそのままで変動費を500万円削減した場合
hendou3.jpg


損益分岐点グラフでは
固定費線はそのままで
総費用線の傾きは小さくなります








bep3.jpg



4)変動費と固定費をともに500万円削減した場合
hendou4.jpg


損益分岐点グラフでは
総費用線の傾きは小さくなり
固定費線が下に移動します








bep4.jpg



5)変動比率と固定費が同じで売上高が1千万円(10%)増加した場合
hendou5.jpg


損益分岐点グラフでは
総費用線の傾きは同じですが
変動費の額は
売上に比例し10%増加します
固定費線はそのままです






bep5.jpg



このように変動損益計算書を操作し、当期の概略予算を作成して行きます。

今回の例題では、
@利益は全ての場合で増加し
A損益分岐点比率が低下し
B経営安全率が向上しました。



ただし、
5)変動比率と固定費が同じで売上高が1千万円(10%)増加した場合だけ
損益分岐点売上高は変わっていません。

つまり、変動費と固定費が変化する時に
損益分点売上高は変化します。

変動費と固定費が変わらない場合は
損益分岐点比率は変化しますが
損益分岐点売上高は変化しないことが分かります。



いかがでしたか、変動損益計算はほんとうに便利なツールです。


予算作成ばかりではなく
・製品の原価計算
・価格戦略(値下げしたらどれだけ余分に販売すれば良いなど)
・販売促進の時の費用対効果
なども変動損益計算を利用することでシミュレーションできます。



0円焼酎居酒屋、マクドナルドの0円コーヒーなども
変動損益計算書によって、期待する効果を確認しているのです。


ぜひ、変動損益計算書による経営を実践して欲しいと思います。

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で社長さんの会社の儲けの理由を明らかにしましょう。


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