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2011年05月24日

資金繰りコンサルタント花盛り

今日は、朴念仁です。


いつ頃からこんな名称のコンサルタントが誕生したのか分かりません。
今は、資金繰りコンサルタント花盛りの時代のようです。

長引く景気低迷や環境の変化に対応できずにいるかなりの中小企業が、
資金繰りひっ迫状態にあるのですから、これも世の必然かもしれません。


資金繰りコンサルタントは元銀行員の場合が多いようです。
融資する立場にいた人間がコンサルするのですから、
当然銀行の貸出姿勢が分かり、それなりのメリットもあるでしょう。


手術には輸血が必要と同様、
企業も時として借入金という輸血に頼らざるを得ません。

そこで、輸血担当医の資金繰りコンサルタントが出番となる訳です。
血液バンクはまさに銀行ですが、今はありがたいことに
信用保証協会などが豊富に資金を準備してくれています。

輸血担当医の資金繰りコンサルタントとしては
血液を確保する手間が省けた訳ですよね。

特に、金融円滑化法、通称モラトリアム法(24年3月まで延長)と
緊急保証制度は業績悪化に苦しむ中小・零細企業を下支えしています。


とにかく貸出姿勢が前面に出ている両融資制度ですから
債務超過の企業であっても借入が可能です。


しかし、これらの融資を利用せざるを得ない中小企業は
かなり経営状態が悪化しているのが現状でしょう。

ある意味、倒産の危機を迎えている企業の延命措置融資なのです。

融資は手術のための輸血ですから、
融資が受けられたからと言って、まだ手術が終わった訳ではありません。

ここで手術担当医の出番になる訳です。
誰が手術するのかと言えば、それは経営者自身なのです。


何も手術をせずに放っておけば借りた金は1年、せいぜい2年で底をつきます。
経営者はこの間に自社を再生させるか、再生の糸口を見出さなければなりません。
再生できなければ、今度はほんとうに倒産への直行便になりかねません。
次の融資はもう受けられないと思ってください。



自己資本絶対額の小さい中小企業にとって
必要な時に必要な額を借入するのはやむを得ないことです。

大切なことは
確実に自社を再生する経営革新を実行することなのです。


再生といえば最初にコスト削減に手を付けるかもしれません。
しかし、小さな会社のコスト削減には限界があります。
下手なことをすると社員のモチベーションが低下して行きます。


再生とは、今までの延長線上にはない場所に活路を見出すことなのです。
そのためには経営戦略の再構築により、経営革新を断行するしかありません。

もう、経営改善だけでは手ぬるいでしょう。(改善も、もちろん必要)


ではどのように再生するのかですよね。
これは、個々の企業の置かれた状況やコアコンピタンスで全く違ってきます。
だから、一概に「これこれの方法で」などと言えるものではありません。


ただ、朴念仁として思うことですが
事業再生の決め手は、一点突破。

あれこれ手を付けてしまえば、虻蜂取らずになってしまいます。
「虻蜂取らずとは、ひとつのことに専念すれば良いのに
同時にいくつかのものを狙ったために結局何も得られずに
失敗に終わった」と言う意味の教訓です。


さて、一点突破は
・自社のコアコンピタンスを再点検し、それに一層の磨きをかける
・そこから導き出されたKFSを徹底的に追及する

ということにつきると思うのです。

そして一旦経営革新が動き出せば、革新の道半ばや遅れがあっても、
銀行は社長さんを評価して、必ず次の融資に応じてくれます。
企業を潰すのが銀行の仕事ではありませんから。


コアコンピタンスとKFSについては過去の拙ブログ
経営戦略:ドメインとコアコンピタンス
経営戦略:KFS=成功のカギとは
およびその前後の経営戦略についての記事をご覧になってください。


融資を受け取りあえず延命することができました。
次は自社の大手術=経営革新を断行し、再度自己資本を向上させましょう。

最後に、何度も申し上げていますが
管理会計なくして経営革新の道は見えてきません!

簡単管理会計の最速・最強ツール9+1こちらから
で社長さんの会社の儲けの理由を明らかにしましょう。


posted by 朴念仁 at 10:12| Comment(0) | 中小企業経営全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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