消費者が商品を購入する場合、ヤフーやグーグル等の検索エンジンで
商品情報を探し、事前に商品の性能や特徴、価格などを比較し、
十分な知識を得てからお店に足を運ぶ、問い合わせをして見るなどのプロセス経て
ようやく商品やサービスの購入に至る場合が増えてきました。
商品情報は企業やお店のホームページからばかりでなく
企業が運営しているブログやフェースブック、
企業以外の個人のソーシャル・メディアの口コミ情報、
ランキングサイトなども参考にして、最終的に商品購入を決定しているのです。
しかし、ネット上には情報が溢れかえっているためその巨大な情報量の中で、
消費者が社長さんの発信している情報にたどり着いてくれるためには
それなりの工夫と発想の転換が必要となります。
また、消費者は大量の情報を上手く処理する手段を身につけています。
@検索エンジンで欲しい情報を検索します。
A自分の求めているいる情報かどうかをタイトルだけで判断します。
B気になるタイトルであれば取りあえずクリックしてみます。
ここまでが消費者が情報にたどり着くためのの第1ステップです。
次に、クリックした後にじっくり読んでくれるかどうかが第2ステップです。
その判断は長くても数秒、場合によっては瞬時にサイトから離れてしまいます。
@多少興味を持った場合はお気に入り登録して後から読んでみようと考えます。
Aその後他のサイトもクリックして同様のプロセスを繰り返します。
Bそのプロセスの中で、非常に関心の高い内容に触れた時は
お気に入り登録せず、一気に読み進めて行きます。
この段階で、後で読もうと考えたサイトへは二度と戻ってきません。
つまり、スルー(無視)されてしまうのです。
何とか情報を読んでいただくところまで行っても期待外れであれば、
結局これもスルーされ、そのサイトに二度と訪れてくれないかもしれません。
ここまできてスルーされないためには、ベネフィットが必要になります。
ベネフィットとは
発信された情報が欲していた情報であるか、自分に関係している情報であり
その情報に接したことにより「得をした」と感じるものでなければなりません。
言い方を変えれば、「知らなければ損をした」と思わせるものです。
ベネフィットの要素は消費者の
・認知や理解を深めることができ
・感覚や感性に訴えることができ
・不安を取り除き信頼を得ることができ
・共感を呼ぶものであり
それらにより心を開いてくれるものでなければなりません。
しかし、消費者の求めるベネフィットは一様ではありません。
消費者はマスメディアにより一方的に押し付けられる情報に、ウンザリしているのです。
だから、社長さんが発信する情報は
「わたしのための情報」
「わたしの気持ちを良く理解してくれる情報」
となっている必要があります。
「自社の商品はこんなに素晴らしい」と訴える情報発信は自己満足に過ぎません。
お客様のサイドに立つ、コミュニケーション型の情報発信が求められます。
自社の利益や得を考える前に、お客様のベネフィットを優先する情報発信が
これからのネット社会で支持されて行くのだと思います。
つまりホームページやブログ、フェースブックなどで
消費者の共感を呼ぶヒューマンタッチの情報発信こそが
スルーされない情報発信の最良の方法だと思うのです。
さて、消費者が最初に検索エンジンで情報を求めている時
そこに社長さんの発信してる情報が見つからなければどうしようもありません。
消費者はキーワードで検索します。
ひとつのキーワードで1千万件を超える情報も珍しくありません。
グーグルでも1ページの情報件数は10件です。
100万件の情報の100万番では話になりませんが
100番でも10ページ目になります。
中々そこまでページを追いかけてくれません。
とても良質でベネフィットのある情報でも
検索エンジンに上位表示されなければ、スルーどころか存在しないに等しいのです。
次回は、自社のホームページやブログをお金をかけずに
検索エンジンで上位表示させる基本をお話したいと思います。
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で社長さんの会社の儲けの理由を明らかにしましょう。
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