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2012年04月02日

売上増減で変わる利益の額は限界利益を見る

今日は、朴念仁です。


売上高が増減すると、利益はどのように変化(増減)するのか?

ここは、マネージメントで是非とも押さえておきたいポイントです。

なぜならば、
経営とは目標利益、あるいは、必要利益を獲得するために
どれほどの売上高が必要なのかを、シミュレーションすることから始まるからです。



さて、製造業を例えに
売上高が、10%増加したら
粗利益が、10%増加するのでしょうか?
または経常利益が、10%増加するのでしょうか?

もちろん、両方とも誤りですね。


売上高が、10%増加したら、
限界利益が、10%増加し、
経常利益は、限界利益増加分と同じだけ増加する
が正解です。


ただし、このことは
@変動比率が同じ
A固定費の額が同じ

であると言う条件のもとでだけ、成り立ちます。


仮に、前期の業績が
売上高が1億円、変動費が4000万円ならば
限界利益は6000万円(限界利益率60%)となります。

この時、固定費が5000万円ならば
経常利益は1000万円(経常利益率10%)となります。


ここで、当期予算で売上高が10%増ならば
売上高は、1億1000万円

変動比率が一定なので
変動費は、10%増加し4400万円となります。

したがって限界利益は600万円増の6600万円(限界利益率は変わらない)となり、
売上高増加率と同じ10%の増加となります。

次に固定費の額は前期と同額で、5000万円なので
経常利益は限界利益増加分と同じ、600万円増の1600万円となります。
経常利益率は約14.5%となります。

つまり、この条件のもとでは
売上高が10%増加すると
限界利益は10%増加し
経常利益は60%増加することになります。


当然ですが、反対に売上高が10%減少すれば
経常利益は60%減少してしまうことになります。


現実の予算は、売上高だけではなく
変動比率の増減と、固定費の増減をコントロールして作成しますので
売上高が前期並みか、減少しても経常利益を増加させることも可能です。

また、製品価格が上がれば
相対的に変動比率が減少し、限界利益率が向上しますので
この場合も、経常利益を増加させることができます。


このようなことは、予算作成ツール【ここをクリック】を利用すれば簡単に実行可能です。


ところで、「売上高がどのくらい増減すれば、利益はどのように変化するのか?」
というアプローチは、実は正しい考え方ではありません。

目標利益、または、必要利益を獲得するためには
どれくらいの、どのような売上が必要なのかをシミュレーションするのが
予算作成における正しい考え方なのです。


そのためには、変動損益計算書を作成し、
どのような変動損益計算書になっていれば良いのか
つまり、どのような収益構造の企業となれば良いのか

を常に考え続けることが、経営の原点であると思うのです。

これを追い続けることが、成長経営を可能にしてくれるでしょう。


簡単管理会計の最速・最強ツール9+1こちらから
で社長さんの会社の儲けの理由を明らかにしましょう。


posted by 朴念仁 at 18:24| Comment(0) | 中小企業経営全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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