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2012年05月15日

利益を増やすのに一番効率が高い方法は

今日は、朴念仁です。


利益を増やす方法は、いくつかありますが、
最も効率よく利益を増やす方法は何かを、
次の変動損益計算書を用いて、検証して見ます。
riekihenka-00.jpg

利益増減要因は、大きく次の3パターンに分類されます。
1.売上高増減
  販売価格改定と販売数量増減
2.変動費増減
  材料仕入・資材費・外注単価などの価格改定
3.固定費増減

なお、上記の表は、
・内部留保増減額が0円
・経常利益が500万円(経常利益率5%)

となっていますので、それぞれの利益増減要因の変化で
内部留保と経常利益が、どのように増減するのか
検証して行きます。


(1)利益を増やすために販売数量を増やす
riekihenka-hanbaisu.jpg

販売数量が10%増加されると
・内部留保は、3,575,000円増加
・経常利益は、5,500,000円増加
この場合、変動比率と、限界利益率は変化しません。


(2)利益を増やすために販売価格を値上げする
riekihenka-hanbaikakaku.jpg

販売価格が10%値上げされると
・内部留保は、 6,500,000円増加
・経常利益は、10,000,000円増加
この場合、変動比率は4.09%低下し、
限界利益率は、反対に、4.09%増加します。


(3)利益を増やすために変動費の仕入価格などを値下げする
riekihenka-hendouhikakaku.jpg

変動費の価格が10%値下げされると
・内部留保は、2,925,000円増加
・経常利益は、4,500,000円増加
この場合、変動比率は4.5%低下し、
限界利益率は、反対に、4.5%増加します。


(4)利益を増やすために固定費を削減する
riekihenka-koteihi.jpg

固定費が10%削減されると
・内部留保は、3,250,000円増加
・経常利益は、5,000,000円増加
この場合、変動比率と、限界利益率は変化しませんが、
固定費率が5%減少します。


以上4つのパターンでは、販売価格を値上げした時に、
利益を増やす効果が、最も高いことが分かります。


しかし、販売価格を値引すれば、
最も多く利益を減少させることになってしまします。


このことを、次に検証して見ます。


(5)販売価格を値下げして、販売数量を増やす
riekihenka-tanka&suryou.jpg

販売価格を10%値下げすると、値下げ前と同額の利益を確保するために
販売数量を、約22.5%増やさなければなりません。


販売価格の値上げは、最も多く利益を増やしますが
販売価格を容易に値引すると、相当の販売数増加が必要になります。


また、ただ値引しただけでは、需要の増加に結びつかないため
販売促進などで、値引効果を助長させる必要があります。


そのためには、固定費が増加することになり、利益が減少するので
現実には、さらに販売数の増加が必要になります。



実際の経営では
販売価格・販売数量・変動費価格・固定費を
複合的にコントロールして、どのくらい利益が増えるか

シミュレーションを繰り返すことになります。


(6)利益増加要因を複合的にコントロールする
riekihenka-hukugou.jpg

材料仕入れなどの変動費価格が5%値上げされたので
販売価格を10%値上げします。
しかし、値上げに伴い、販売数量が7%減少します。
固定費は、150万円、3%削減します。

この結果
・内部留保は、3,157,375円増加
・経常利益は、4,857,500円増加

変動比率は2.05%減少、限界利益率は2.05%増加
固定費率は、2.59%減少、経常利益率は9.64%となります。


予算作成においては、このようなシミュレーションを繰り返します。


利益増減要因について、大雑把に説明しましたが、実際は少々複雑になります。

たとえば、販売数量と販売価格の増減は、
仕入商品と製品に分ける必要があります。

また、変動費の価格改定は、
材料仕入・資材費・外注加工費別に試算しなければなりません。

さらに、部門別に分ける必要が出てきます。

このように、より詳細な利益増減要因から、
予算を作成できるツール【ここをクリック】により、
自社の収益構造をシミュレーションすると良いでしょう。

なお、予算作成は、変動損益計算書による方法が一番すぐれています。


簡単管理会計の最速・最強ツール9+1こちらから
で社長さんの会社の儲けの理由を明らかにしましょう。
posted by 朴念仁 at 13:18| Comment(0) | 中小企業経営全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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